木下家が営む中華料理屋で居候をしながら働く牧原和章と、働きもせず未完の物語を書き続けている長子の木下美和。牧原は美和のために賄いのオムライスを作り、美和はそのオムライスを食べるという、2人の日常は変わらずこのまま続いていくものだと思われた。ある日、営業中に訪れた客・聡美との出会いをきっかけに、牧原の日常に小さな変化が生まれていく。一方、父の命日のため次子の優実と三子の竜矢が久しぶりに店に集まった。仕事もせずパソコンとにらめっこの美和を助けたいと家族は画策。牧原と木下家の人々は、それぞれの形で“今”に向き合おうとするのだった。