主人公・レイは、旦那の危篤の知らせを受け病院に駆けつける。レイの国籍は中国にあり、日本で映画監督を志すべく、在留資格のために昭雄 (55) という男と結婚していたのだ。そこでレイは、昭雄の死が日本での死(在留できないこと)であるという現実に直面する。そしてレイの大学時代からの友人である恵菜(24)もまた、カメラマンになるという夢を諦め、生活のため小さな会社で OL をしていた。厳しい状況の中でも、夢だけを信じ奔放に生きようとするレイ。 そんなレイに感化され、ぬるま湯みたいな日常とクソみたいな現実を壊そうとする恵菜。そんな中昭雄は死に、恵菜は職場を追われ、二人の日常は崩れていく。 夢と野心だけを残し、安定や平穏な日常といった単調な幸せを手放した二人が、その先に見たものとは ...。